Green Roomブログ
キャンプが楽しめるオススメ野外音楽フェス3選
フジロックフェス|FUJI ROCK FESTIVAL
(出典:A-kimama)
フジロックフェスティバルは、日本の野外ロックフェスティバルの中でも特に先駆け的存在として知られています。
第1回目が1997年、富士天神山スキー場で開催された為、それ以降は富士山周辺で開催されていないにも関わらず「フジロックフェスティバル」の名称で呼ばれています。
現在は毎年7月下旬〜8月上旬、新潟県の苗場スキー場で開催されており、ロックだけでなく、ポピュラー、ジャズ、民族音楽、和太鼓など、幅広いジャンルのミュージシャンが200組以上集う日本最大級の夏フェスとして人気を博しています。
また、スキー場を会場として利用している関係上、周りを大自然に囲まれている為、野外音楽イベントとしては勿論、キャンプを楽しむ人も多く訪れます。
テント設置エリアは苗場プリンスホテル裏側のスキー場斜面に作られ、トイレやシャワーが完備されているだけでなく、女性専用ゾーンも用意されます。
毎年17,000人以上がテントを張り宿泊しますが、キャンプサイト券を購入した人のみの利用となっています。
但し、斜面に設けられたテント設置エリアのため、平らな場所はすぐに埋まってしまい、初日から参加しない人は良い場所を確保するのに苦労します。
また、時期的に急な雨に見舞われることも少なくない為、キャンプ初心者だけでの利用は難しいかもしれません。
(出典:smashjpn)
ニューアコースティックキャンプ|NEW ACOUSTIC CAMP
(出典:Qetic)
NEW ACOUSTIC CAMPは、2010年から始まった自然の素晴らしさを活かした音楽フェスティバルです。
毎年9月中旬頃、群馬県の水上高原リゾート200で開催されるこのイベントは、広々とした空間とゆったりとした時間を活かした会場づくりがされている為、数ある夏フェスの中でも特に音楽を耳だけでなく、五感で楽しむことができる野外音楽イベントとして知られています。
水上高原ホテルのゴルフコースに設営されるステージは、木漏れ日や鳥のさえずり、風の揺らぎが肌で感じられるほど自然に溶け込み、電子音を一切持ち込まずに行われる演奏は、非日常性を感じさせてくれます。
また、キャンプを楽しむことが前提となっている為、他の野外音楽イベントよりも、鑑賞スタイルの自由度が高いのも特徴です。
芝生の上に直接座って聴く人が多いのは勿論、横になって聴く人や、ステージ前以外の場所で自然に聞こえてくる音楽に耳を澄ますといった聴き方をするような人もいます。
更に、キャンドルやランタンが作りだす幻想的な空間で聴く夜の生演奏と、参加者が一斉にフリスビーを天高く放つ恒例イベント、朝の「フリスビースロー」は多くの人がこのキャンプの魅力として語っています。
キャンプ初心者でも参加しやすい野外音楽フェスの1つと言ってよいでしょう。
(出典:NewAcousticCamp)
荒吐−アラバキ|ARABAKI ROCK FEST.
(出典:iflyer)
アラバキは、2001年から始まった、東北最大級の音楽フェスです。
2005年以降は5月のゴールデンウィーク期間に開催されるようになった為、春フェスの代表格として、多くの人で賑わいます。
アラバキは漢字では「荒吐」と書かれ、略してアラバキと呼ばれていますが、『アラハバキ』を祀った荒脛巾明神が第一回目の開催地「仙台港」の近くにあったことに由来しています。
時期的に東北地方では桜のシーズンと重なっている為、花見のできる音楽フェスとしても知られています。
また、2006年に会場が「エコキャンプみちのく」移って以来、音楽ファンだけでなく、アウトドアファンの参加も増えています。
「エコキャンプサイト」と「風の草原サイト」があり、共通のキャンプサイト券を購入すればどちらも利用可能です。
特に、風の草原サイトは約8haもある広大な草原の為、エコキャンプサイトと比べると広い場所を確保しやすいのですが、シャワー施設があるのはエコキャンプサイトの方だけです。
また、車の乗り入れが禁止されている為、オートキャンプはできません。
更に、5月とは言え、東北ではまだ肌寒い時期ですし、天候次第ではかなり気温も下がる為、防寒対策は欠かせません。
きちんとした防寒対策をしておかなければ、一晩過ごせない可能性もありますから、キャンプ初心者は、ベテランの人と一緒に参加した方がよいでしょう。
(出典:ARABAKI ROCK FEST.16)